【コンサート打楽器】ウイルス対策のため、アルコールなどで消毒できますか?
コンサート打楽器の消毒については、製品の材質や部位によって異なります。使用可否は以下の一覧表をご参照ください。
また、使用する溶液ごとの注意も併せてご確認ください。
(1)… 塗装や使用木材が変色・変質する原因となりえますので、ご使用をお控えください。濡れぞうきんなども絶対に使わないでください。
* 綺麗なクロスをご用意のうえ、油分を丁寧に拭き取ってください。殺菌・除菌・滅菌の効果はございませんが、楽器表面のウイルスや菌を取り除く効果が多少見込めます。
(2)… 変色・劣化影響もありえますのでご使用は控えてください。
■A
- 溶液をしみこませて固くしぼった柔らかい布で拭きます。
- 5分間そのままにします。
- 水をしみこませて固くしぼった柔らかい布で水拭きします。
- 乾いた布で乾拭きします。
* 布は柔らかいものを使用し、こすり過ぎによる傷にも注意してください。
水分が製品内部に滴り落ちないように注意してください。
また、溶液や水分が残らないよう拭き上げてください。
■B
表面は軽く拭う程度であれば使用可能です。
- 溶液をしみ込ませた柔らかい布で表面を軽く拭きます。
- 液が垂れたり跡になったりしないよう、すぐにポリシングクロス等で拭き取ってください。
▼使用する溶液ごとの注意
- 中性洗剤で消毒可能な製品については、界面活性剤(アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル混合)の最大濃度0.32%溶液まで製品影響の確認をしています。なお、経済産業省からはアルキルアミンオキシド は0.05%、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは0.2%の溶液使用での消毒が有効とされています。濃度については、各国の推奨濃度の溶液をお使いください。
- 次亜塩素酸ナトリウムで消毒可能な製品については、最大濃度0.5%溶液まで製品影響の確認をしています。なお、厚生労働省および経済産業省からは0.05%溶液使用で消毒が有効とされています。濃度については、各国の推奨濃度の溶液をお使いください。
- エタノールで消毒可能な製品については、最大濃度80%溶液まで製品影響の確認をしています。なお、厚生労働省および経済産業省からは70%溶液使用で消毒が有効とされています。濃度については、各国の推奨濃度の溶液をお使いください。
また、楽器を介してウイルス感染しないよう、演奏する前後には手洗い・うがいをしたり、咳・くしゃみが出る場合はマスクを着用するなど、エチケットに気をつけましょう。